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フジロック2018 のライブ配信の楽しさ。あれって子供服にも活かせませんか? (2018.8.9)

 

今年も新潟県湯沢町苗場スキー場を会場に、7月27日(金)〜29日(日)に開催された「FUJI ROCK FESTIVAL ’18」。COCOmagをご覧の方々の中にも、毎年行ってるよ! とか、子供連れで行ったよ! なんていう方がいらっしゃるのではないでしょうか。

出演アーティストの豪華さが毎年話題になるFUJI ROCK FESTIVALですが、今年は初の試みとしてYoutubeでのライブ配信が行われたのも、大きな話題のひとつでした。

 
3日間の開催期間中、FUJI ROCK FESTIVALのオフィシャルYoutube内に2つの配信チャンネルが設けられ、各ステージからライブを配信。全てのアーティストとはなりませんでしたが、お昼前頃の配信スタートからその日のヘッドライナーまで、連日12時間近くのライブ配信が行われました。この記事を読んでいらっしゃる方々の中でも、ライブ配信を観ていた方、きっといらっしゃいますよね?

 
私もその週末はライブ配信を聞きつつデスクワークを…と思っていたのですが仕事が手につかず。

例えば最終日29日は「16:40までに原稿を片付けて、16:50からJACK JOHNSON観て、それ終わったら21:10までに動画編集と晩ご飯にして、21:20からVAMPIRE WEEKEND観て、そのまま続けて22:30からCHVRCHES観て…」と完全に配信タイムテーブルにあわせたスケジュール。仕事は全くはかどりませんでしたが(笑)、ライブ配信を存分に楽しみました。

 
 
今回のライブ配信について主催者側は、出演アーティストに興味を持ってもらうため、またFUJI ROCK FESTIVALをより多くの人たちに知ってもらうために行なったとのこと。配信を観た方が来年は参加しようと思ってもらえれば嬉しいという、「きっかけ作り」としてのライブ配信だということを公表されています。

 
実はFUJI ROCK FESTIVALにはまだ参加したことがない私ですが、今回のライブ配信でやっぱり野外フェスいいな、3日間通しは難しくても日帰りなら行けるかな?と来年の参加を少し考えたのは事実。

そして好きなアーティストや気になっていたアーティストのステージを楽しめたのと同時に、今まで知らなかったアーティストのステージを楽しめたのも、主催者側の狙い通りでした。

ちなみに個人的な掘り出し物バンドは、スペイン・バスク地方出身のミクスチャーバンド ESNE BELTZA(エスネベルサ)。これ生で観たかったな〜。

 
 
そんな感じで、個人的には大いに楽しめた今回のFUJI ROCK FESTIVALライブ配信。配信チャンネル自体は既に削除されているのですが、下記の記事によると「1ステージの同時視聴数は数万規模をキープし、時間帯によっては6万を超え、チャンネル登録者数は最終的に10万を超え」たとのこと。

ライブ配信を楽しんだ人たちから、その何割が来年のFUJI ROCK FESTIVALに参加するのかはまだ分かりませんが、今回のライブ配信はFUJI ROCK FESTIVALの「新しいファン作りのきっかけ」と同時に、「ファンだったけど離れてしまっていた人たちを呼び戻すきっかけ」として、大いに機能したように思います。

 
そして二次的な効果として、ライブ配信されたアーティストの音源ダウンロードやCD購入が会期中に増えたのではないか? とも個人的には思います。

今回のライブ配信では、配信ウインド横のコメント欄に自由にコメントを投稿できたのですが、前述のESNE BELTZAのライブ配信中、コメント欄に「これなんてバンド?良い!」「AmazonにCD見に行ったら売り切れだった」「いま配信見てる人が買ったから?」みたいなコメントもチラホラ。因果関係を裏付けるデータがないのであくまでも個人的な見方ですが、他のアーティストでも同じ効果はあったのではないでしょうか。(時間帯によってはコメント欄が荒れたということもあったようですが)

 
このように、主催者側の狙いも含め音楽ファン・ライブファンには概ね好意的に受け入れられた、今回のライブ配信。プレミアム感が高いのは実際に現地で立ち会うことなのは変わりませんが、それを秘密のベールで覆うことでプレミアム感をキープしようとするのではなく、全てではないにしろシェアしてより多くの人の目と手に届くようにすることで、既存のファンも新しいファンも満足できる状況を作る手法は、WebよりもSNSでの情報発信がメインになっている今だからこそ、より効果的なんだなと感じます。

 
 
COCOmagのInstagramアカウントでは、時おり子供服業界の展示会の様子を現地からのレポート形式で、リアルタイムで投稿しています。またアーカイブは残っていませんが、会場からのライブ配信で展示会レポートをしたことも。いずれも事前に許可を取り、且つ撮影可能な範囲やアイテムを確認した上で、撮影&レポートしています。

この展示会レポート、COCOmagでやり始めた4〜5年前は「ブースを遠目に撮るならOK」「アイテムをアップにするのはNG」という子供服ブランド側の対応も多く、全面撮影禁止のブランドも多かったのですが、この1〜2年でその状況は急速に変わり、このnunuformeのように「自由に撮ってもらってOK!」というブランドも増えてきました。

 
また中には、こちらのGRISのように先日の展示会でお披露目された2019ssコレクションを、その会期中からどんどん公開しているブランドも。

GRISさん(@gris_clothing)がシェアした投稿

 
このあたりの「どんどん見てもらって、デザインや世界観をいち早く、広く知ってもらおう」というスタンスは、既存のファン&これからのファンに対しての浸透速度がとても高く、そして他に先駆け圧倒的に“先見せ”することで、速い速度で期待感をピークに持っていけているように感じます。

 
 
スマートフォンもSNSもすっかり一般化し、子供服ブランドのスタッフの皆さんもユーザーとしてInstagramなどのSNSに接していることもあり、情報を出すタイミング・ボリューム・ツールのチョイスはかなりユーザーと同じ肌感覚になってきてはいますが、やはりまだ「店頭に並ぶまで、詳細はあまり出さないように…」という少し前の考え方が子供服業界に残っているのも事実。

著作権関係などで公開できないものは仕方ありませんが、オリジナリティのあるアイテムやコレクションは、例として挙げさせていただいた2ブランドや、前半で挙げたFUJI ROCK FESTIVALのライブ配信のように、見せられる範囲でどんどん公開していくことで、既存のファン&これからのファンにアピールしていくべき時代になっているんだけどな…と、個人的には少し残念に感じています。

 
アイテム全てを公開するのが難しければコレクションを方向づけるキーアイテムだけでも先に公開するとか、先日のコラムでも触れましたがブランドスタッフなら得意なはずのライブ配信や動画投稿を展示会場から行なうとか、どうしても詳細を明かせない場合は下記のように展示会場でのイベント感をうまく演出するとか…

方法はいろいろと考えられるはずなので、SNSをうまく利用してブランドの魅力、コレクションの世界観をアピールしてもらいたいな、と思います。

 
繰り返しになりますがブランドの魅力、コレクションの世界観をブランド自らが伝えていくことは、既存のファン&これからのファンへの大きなアピールになるはず。子供服業界はいま2019ssの展示会シーズンに入っているのですが、この展示会を機に「呼び込むために見せない」のではなく「先に見せることで呼び込む」といったPR手法が増えることを、個人的には期待しています。

(COCOmag編集部・柳原)

 


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